こころの安らぎ文庫

元精神科ナースらが立ち上げる電子書籍のレーベル。恵まれない犬猫の為に、売上の全額を犬猫愛護団体(保護実績250頭/年:三重)に寄付しています。

強迫性障害の治し方

当レーベルの出版図書『75分で強迫性障害が治った奇跡』が、地味に人気があります。あまり強迫性障害の治し方について書かれた本がないのかもしれません。

 

強迫性障害に関する研究は、日本では遅れていると思います。諸外国では沢山の適応薬がありますが、日本はパロキセチンフルボキサミンだけです。他にはまれにクロミプラミンが使われることがあるといった具合です。抗不安薬強迫性障害に適応のある薬はありますが、抗不安薬では根本的には治せないため、日本では治療のバリエーションが少ないと思います。

 

ただこの強迫性障害、本当に苦しく辛いものです。こんなに苦しい病気の研究が遅れているのは何とも辛い事です。

 

なぜこんなにも強迫性障害はクローズアップされにくいのでしょうか。それは強迫性障害を治すには「強迫行為を行わなければよい」という明確な答えが出ているからなのでしょうか。

 

しかし、強迫行為を行わないようにすることは非常に困難なのです。だから多くの強迫性障害の患者さんは、辛い思いをしながら強迫行為をさせられているのです。これは時間も体力もお金も消耗するものです。

 

ただ、強迫行為を止めれば治るのも事実なので、大切なのはどう止めるかです。私は30年ほど強迫性障害を患っていましたが、とある方法で寛解してしまいました。ただ、薬も併用しましたが。

 

その方法を他の強迫性障害の患者さんに伝えたら、その方も治ってしまったという事実があります。そのことを記したのが『75分で強迫性障害が治った奇跡』という図書です。これに書かれている「75分メソッド」という強迫性障害を治す技術で症状が和らいだ方もおられるそうです。

 

ただ、この本は強迫性障害が治ったという事実の詳細を記すのが執筆の目的だったので、今後、読むだけで強迫性障害を治すことのできる本の出版が求められているのかもしれません。

 

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