こころの安らぎ文庫

元精神科ナースらが立ち上げる電子書籍のレーベル。恵まれない犬猫の為に、売上の全額を犬猫愛護団体(保護実績250頭/年:三重)に寄付しています。

お題:「やりがい」を感じる瞬間

お題「「やりがい」を感じる瞬間」

 

一番やりがいを感じたのは、精神科看護師として患者さんと関わって、患者さんが良くなってくれた瞬間ですね。それとあと一つあります。

 

私は16年間看護師をしてきたのですが、そのうち6年ほどは精神科、10年は内科・外科で働いてきました。精神科は他の科と違い、看護師のかかわり方によって「治す」ことが可能である事に気付きました。

 

例えば、患者さんに笑顔で「おはようございます」と挨拶したり、優しく「調子はどうですか?」などと尋ねたりするだけで、うつ病の人などはこころがふっと軽くなることがあります。

 

他にも、うまく患者さんとコミュニケーションをとってゆける間柄になれば、さまざまな精神症状を治すアプローチが出来ます。私が特に得意としていたのは、うつ病と、強迫性障害です。この2つに関しては、さまざまな看護技術を用いて快方に向けることが出来ました。

 

患者さんがうつ病の苦しい落込み、強迫性障害の激しい束縛から逃れられた時の笑顔は忘れることが出来ません。最高の「やりがい」を感じる瞬間でした。

 

今は、パワハラなどで精神科看護が出来なくなって、別の職についていますが、インターネットを通じてこころ病む人を快方に導くため、電子書籍を執筆しています。「病状が良くなりました」などとご連絡を頂くと、執筆して本当に良かったと思います。本の執筆は私にやりがいをもたらしてくれます。

 

しかし「やりがい」は、もう一つあるのです。それは恵まれない犬猫ちゃんに貢献出来た時です。

 

というのも、私は精神科看護師時代、パワハラでイジメあっていました。そんな私の心を支えてくれたのは病院の裏に住んでいる野良ネコちゃんたちでした。猫ちゃんたちは私にこころを開き、いやしてくれます。そうしているうちに、保護猫活動に興味を持ち、TNRなどを行ったり、猫ちゃんを言えにお迎えしたりするようになりました。ただ、それを継続するにはお金や設備が必要です。

 

そこで、執筆した書籍の売上を、大きな犬猫保護団体に、全額寄付しています。売上があって寄付できる時は、恵まれない犬猫ちゃんに貢献できていると感じて、やりがいを感じる場面でもあります。現在までで35,000円寄付する事が出来ています。

 

私にとって本を執筆することは、こころを病む人を救うやりがいを得ながら、恵まれない犬猫ちゃんを助けるというやりがいを得られる、言わば一石二鳥なのです。本を執筆することでこころを病む人を救い、犬猫ちゃんの保護に貢献できるようになり、それが今の生きがいに繋がっています。

 

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