こころの安らぎ文庫

元精神科ナースらが立ち上げる電子書籍のレーベル。恵まれない犬猫の為に、売上の全額を犬猫愛護団体(保護実績250頭/年:三重)に寄付しています。

私が精神科看護師を辞めた「ワケ」

精神科看護がこんなにもやりがいがあるなんて

思っても見ませんでした。

 

まず、私自身が心の病を経験していますので

患者さんの訴えがとてもわかりやすいんですね。

そして、患者さんのために努力すれば

患者さんは治ってくれることもあるのです。

 

そんなやりがいのある精神科をなぜ辞めたのか。

長期間のパワハラですね。

 

精神科看護師には大きく2つのタイプがいると思っています。

  1. 特に精神科に興味があるわけではない看護師
  2. 自分か近しい人が心を病んだ経験のある看護師

そして

 

タイプ1.特に精神科に興味があるわけではない看護師の場合

「うつがひどくてつらい」と患者さんが訴えたら

「ちょっとベッドで休んでみては?」

「頓服飲んどく?」

のような逃げ腰の対応になりがちです。

そして、悲しいことですが、精神科看護師の中には

患者さんの気持ちなんて分かるつもりもないし、興味もない

というもいるんですよね。これには驚きました。

 

タイプ2.自分か近しい人が心を病んだ経験のある看護師の場合

このタイプの看護師は、患者さんの訴えへの対応が細やかで効果的です。

そういう看護師は患者さんの深いところにアプローチして

「うつの強さ」「種類」」「いつから出てきたのか」」「トリガーはあったか」…等

を聞き、何とか救い出そうとします。

患者さんの症状から逃げず

何とかしよう、と頑張ります。

 

私の働いていた精神科は、タイプ1の看護師が大半で

タイプ2の看護師は、タイプ1の看護師から白い目で見られます。

そして、いじめ、パワハラを受けるのです。

 

ですので、患者さんに親身な人はどんどん退職してゆきました。

私も例外ではなく、かなりのパワハラにあって苦しみました。

そして私は、心の病を悪化させてしまい弱っていきます。

結果的にはタイプ1の看護師らに辞めさせられたという形です。

 

精神科って心病む人の駆け込み寺でなければならないと思うのですが

これじゃ患者さんはどこに駆け込んだらいいか分からないですよね。

 

病院はきっちり見分けてくださいね。

 

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